まさかの不倫相手

毎日のように会う
週末に会う
日曜祭日に会う
会いたいときに会う
浮気するタイミングはさまざまである

夫のスマホを覗くと
「次はいつ会える?」
という言葉が残っていた
これが苦しい不信の始まりだった
依頼人はスマホを覗いたことを後悔していた

浮気相手はどんな女性なんだろう?

と依頼人は気にしていたが
私はダブル不倫だろうと推測をしていた

調査をするにあたり
女性と会う日の見当がつかないため
調査期間が定まらない
こーなると依頼人のウンとカンが頼りである

なかなか会わないからといって
1ヶ月の調査期間を設けたら
とんでもない調査料金になってしまう
1週間毎の調査を提案してスタートしたところ
1週目でヒットした
依頼人はウンがいいと思った
調査は順調に終わった

 

報告書を依頼人に差し伸べて説明を始めた途端に

依頼人の顔が青ざめていくのが判った
私は「どうしましたか??」と問うと

「これ私の身内です」と女性の写真を指した

夫の浮気相手は依頼人の10歳年下の妹だった
会えない理由がここにあった
(-_-;)私の血も引けていった

依頼人はずっと動揺していて気の毒だった
知らぬ不倫相手だったら良かったのに
浮気相手が妹とは心の傷が大き過ぎる
いくら涙をしても忘れられるものではない

いつから不倫関係にあったのか??
この先の後の始末は大変だし
人間不信に陥ってしまう